陶印
2・3本の線を書いた上に、たくさん刻した「寿」と「肖形印」をそれぞれ押しています。用紙は(言わなければわからないよ、と言われましたが)、失敗した大色紙がもったいなくて、その裏を利用しています。ご存じの通り、裏の方がピカピカして印泥がよくのります。左右をややカットして、額に入れてみました。 |
左から、篆書と仮名の「登勢」と金文の「登」、「利之」、染色家の工房「山帰来」です。頼まれて人名や屋号を刻した作品は、この他にも多数あります。 |
「鹿」は、「禄(ロク)」とも音通でおめでたい文字です。古い書体の<文字>の印だけでなく、<図象>印も含めてたくさん刻しました。それらを、「若草山鹿(ロク)圖」と題して、色紙二幅の作品にまとめたものです。 |
「いろは集」と題して、「いろはうた(平仮名)」すべてを押印し、48顆の陶印を無造作に置いて展示しました。平仮名の印は需要が多く、文字によっては、何パターンも作っています。右は「ローマ字」、イニシャルを頼まれたり、KATATEMAと押すために作った時のものです。 |
「飛龍」「龍昇」は、辰年の方の依頼で作ったものです。成型・絵付けは箱崎竜平先生、鈕の動物は村田肇一先生の作です。右の「牛歩」は、成型・絵付け・金彩の牛の鈕は箱崎先生、言葉が気に入り、丑年のはじめに刻したものです。このようなコラボの作品は楽しく、いくつも作らせていただきました。 |
「十二支」の文字や絵を題材に、たくさんの印を作っています。文字は、たとえばひつじには「羊」と「未」があり、書体も様々です。 |
9月にあったグループ展に、「月」の付く印を選んで、6顆並べて展示した時のものです。右から、「月下」「明」「月華」「水月」「水月」「湖上」です。 |
陶印制作の様子です。この位の量を一気に作り始めます。石印材の時と同じように布字はしますが、刻した後、インクを付けて(写真3枚目)文字を確認し、施釉して本焼きをします。印材の形や絵付けは自由ですが、本焼き後は、補刀ができない点が、石印材と違うところです。 |
おめでたい言葉「吉祥」「延年」や文字「寿」などの印です。 |
気に入った語句や文字を、たくさん刻しました。 |