12月の活動 
            
             写真1枚目は、12月になってやっと色付いた庭のモミジです。写真2・3枚目は、年末に敷モミジとなった様子です。12月中旬に、思いがけない娘の手術と入院があり大阪に何度か行きました。また、クリスマス前後には、書道部、家族や友人とのパーティー があり、27日~帰省しました。
             今年は、10月から新たに月に一度ですが、「奈良少年鑑別所」に奈良女書道部員の有志2・3名を伴って、少年たちに「書道体験講座」をする仕事が始まりました。鑑別所の技官の方が、書道部の「May展」を見てくださり、こんなに自由に楽しそうに書いている、少年たちにも収監中に体験させてあげたいと思われたことが契機となり、鑑別所の見学と話し合いを重ねて、講座が実現しました。少年たちが素直に取り組み、帰る時には笑顔になるので、部員たちも私も小さな感動を覚え、遣り甲斐を感じています。
           
         
        
          
            動物の作品 
            
             先月参加した「滋賀県陶芸の森」の講座「干支の動物を作る」の作品は、他の講座の作品と一緒に、穴窯で焼成され、12月14日が「窯出し」でした。写真1枚目は、窯を開けた時の様子、火前は「大壺」講座の作品です。この窯の奥の棚に、動物たちが窯詰めされていました。
             私の十二支の動物の作品は片口1点を入れて8点、狸もできました。リビングに並べていると、来客の皆さんが来年の干支!かわいい~と言ってくださるので、これ幸いとばかり持ってっていただきました。7ひきの巳さん達はいなくなりました。
           
         
        
          
            お茶会 
            
            
             12月14日、お茶の教室の年末のお茶会が「志賀直哉旧居」(奈良市高畑町)で行なわれました。写真1枚目は、「暗夜行路」を執筆したお部屋の隣奥の和室からの眺め、若草山・御蓋山(春日前山)・春日奥山が望めます。(この景色は、原稿を取りに来た出版社の人も観ており、待たされても飽きなかったそうです。)
             小西先生のお父様(興福寺貫首だった多川乗俊師)は、志賀直哉の奥様にお茶を教えておられました。下の写真1枚目がお茶室、その当時のお写真が床の左に置かれています。お軸は交流のあった実篤の色紙、写真家 入江泰吉から送られた香合などが取り合わされていました。
            
             お茶会の後は、場所を変えて近くの「翠門亭」で懇親会が行なわれました。元は依水園と関わりのある実業家で茶人の関藤次郎(雅号:翠門翁)の別邸だったそうです。築100年の骨格を残し、ジャパニーズモダンな雰囲気にリノベーションされ、一日一組の宿泊とレストランとなっています。会食をしたレストランから、道を隔てた所が工事中のため建物がなく、奈良の史跡「頭塔」を窓越しに見ることができました。
           
         
        
          
            和歌山市 
            
             12月10日、「番所庭園(和歌山市雑賀崎番所の鼻)」に行きました。瀬戸内海国立公園の紀伊水道に鼻のように突き出した岬を整備した芝生と松(440本)の緑が美しい庭園です。江戸時代、紀州藩の黒船を見張る番所が置かれた所だったそうです。海岸は、希少な「紀州青石(緑泥片岩)」(写真2枚目)で形成されていました。
            
            
             「番所庭園」から車で「和歌山城」に向かいました。3年前、和歌山市在住の書家 小川起石さんの個展の際に訪れたのが11月上旬でした。この時から、紅葉の時期に是非また来たい!と思っていたのです。和歌山城の「西の丸庭園」は通称「紅葉渓庭園」ともいわれている通り、見事な景観でした。お庭は無料で開放されていました。園内にある「紅松庵」でお抹茶をいただきました。
           
         
        
          
            11月の活動 
            
             先月から、秋の行事が目白押しでした。穴窯の展覧会が初の試みのため、準備に手間取りました。多忙とはいえ、人に押し付けられてしていることは何ひとつなく、自ら選んでやっている活動ですから、充実した日々だと思います。
             写真1枚目は、左2点の自作の植木鉢に、どの植物を生けるといいかと、リビングで並べてみたところです。写真2枚目は、以前に焼成した植木鉢にソテツを生けてみたものです。少し鉢が小さいでしょうか、、、今度はどんな植木鉢を作ろうか、と眺めながら思い巡らし過ごす時間が、とても楽しいです。
             写真3枚目は、引退した馬の飼育をされている「うたむら牧場」(信楽町上朝宮)です。先月、陶芸家のまさんどさんのお宅に泊まらせていただいた時、夕食が、ご近所でまさんどさんが懇意にされているこちらのお庭でのバーベキューでした。そのお礼に富山のお土産を持参した時のものです。優しい目をした馬とのふれあい、「忙中の閑」と言えるひと時でした。
           
         
        
          
            伊賀上野城下 
            
             写真1枚目は「開化寺(伊賀市小田町)」です。私は、「初窯展」の搬入~会期中は、伊賀上野市街に泊まっていましたが、ちょうど伊賀の友人でフルート奏者の日向恵子さんのコンサートがあり、このお寺を訪ねました。
           
          
            
             「崇廣堂」「伊賀上野城」は、「初窯展」の会場「赤井家住宅」から徒歩圏にあります。展覧会に来てくれた友人や家族は観光も楽しんだようでした。下の段の写真は、伊賀上野城です。藤堂高虎が本丸の西に築いた石垣は高さ30m、大阪城と並んで日本一の高さだそうです。夜はライトアップしていました。
           
         
        
          
            初窯展 
            
             11月29日(金)~12月1日(日)、「みはる陶秀窯」の「初窯展」を開催しました。会場は、三重県登録有形文化財「赤井家住宅」(伊賀市)です。信楽にある窯元「みはる窯」の敷地内に、松本陶剋さんが穴窯を築窯され、10月に初めての窯焚きをしました。その一連の活動に関わったメンバー8名の作品展です。
             会場の「赤井家住宅」で7年前に展覧会をした経験があったので、私がチラシを作成しました。チラシのタイトルに窯の看板(私の刻字作品)を載せました。会場入り口の看板は、紅葉の季節に合わせた下絵を霧吹きを使って描いています。
            
            
             会場のレイアウトも担当しました。上の段の写真は、奥の広間の様子です。メインの床の間(写真2枚目右)には、ご指導いただいた「みはる窯」の神﨑継春先生・秀策先生の作品を賛助出品として展示しました。写真3枚目は、継春先生です。
            
             私の作品です。1枚目の作品は高さ35cm、他のメンバーほどは大きくありませんが、私としては大壺のつもりです。窯の中央の前の棚に置いたもので、自然釉が上手く掛かりました。
            
            
            
             上の段の写真は、夜になって撮ったものです。8名のメンバーが汗を流して築いた穴窯で、初めて焼成した作品が、会場いっぱいに並びました。写真は一部です。伊賀市に残る武家屋敷の空間で、多くの方々にゆっくりと作品を観ていただくことができました。
           
         
        
        
          
            奈良女子大学書道部 「墨攻展」 
            
             奈良女子大学書道部は、学生会館3階の和室で活動しています。学祭が終わった後、2週間後に「墨攻展」があり、その準備をしている様子です。個人作品の他に、各学年の共同作品を各々1点作るのが恒例で、話し合って制作しているところです。
          
          
          
           上の段の写真1枚目は、入り口に向かって左の展示です。顧問の尾山慎先生の作品、続いて私の作品など額装の作品を並べたコーナーです。写真2枚目は、入り口に向かって右の展示、今年の「大仏書道展」に出品した作品です。
           2段目の2枚目の写真は、入り口を入った正面の全景です。写真1枚目は、机上展示の折帖や風鈴、正面左の主に小品の様子です。写真3枚目は、正面右の様子、折帖の机上展示と、軸装の作品をずらりと展示しています。
           3段目は作品の一部です。写真1枚目・2枚目は、今年の合宿場が高野山だったことに因み、梵字を用いた作品・空海の「益田池碑銘」の臨書作品です。学生らしい独創的な創作作品、全紙や半切4連などの臨書の大作、共同作品は各学年の工夫が見られました。
           
           
        
          
            故郷を案内 
            
             11月中旬、私が富山県入善町に帰省している間に、2泊3日で奈良の友人4人が実家を訪ねてくれました。私の一番の故郷自慢は、近海の漁港(入善・黒部・魚津)で水揚げされる魚貝の美味しさです。地元の者にとっては当たり前なのですが、安価で新鮮だと言って、毎晩宴会、喜んでもらえたようです。
            
             自宅から車で10分ほどの所に、「下山(にざやま)発電所美術館」があります。私の故郷入善町は、北アルプスを背景に広がる黒部川扇状地です。田園が広がる平地に、扇状地特有の地形(河岸段丘の高低差)を利用した水力発電所がありました。その大正時代のレンガ造りの建物群と、タービンや導水管をそのまま残したユニークな美術館として、1995年に開館、現代アートの展示を行なっています。
            
             この美術館から、さらに山手へ車で15分の所に、「宇奈月温泉」(黒部市)があります。5人でトロッコに乗りました。写真1枚目は、そのポスターです。
            
             町の海岸近くには、かつて杉の林(サワスギ)が多くみられたそうですが、今では一か所のみ「杉沢のサワスギ」が、平地の湧水地に生育する自然林として天然記念物に指定され保護されています。成長した木の枝が雪の重みで地表に着地し、そこから根が出て一株から何本もの幹が伸びている様子や、冬でも暖かいため暖地性の植物と山地性の植物が同時に見られ、またシダ類も多く生育していました。写真1枚目は自然館の様子、林内は遊歩道もあり、小さな川のせせらぎを聞きながら散策しました。
             高瀬公民館横の湧水を汲みに行きました。水温は年間を通じて11℃(通常の地下水は14℃程度)だそうです。県道沿いに駐車場もあり県外の車もよく停まっています。 湧水はいたるところにあり、この近くの「園家山キャンプ場」も湧水で炊事ができます。この水でご飯を炊くと、富山のお米がいっそう美味しいと、友人たちが言っていました。
           
         
        
          
            11月の茶の湯 
            
             写真1枚目は、11月9日、11月の最初のお稽古の日に茶室の床に飾られていた古写経です。この日は「炉開き」の日なので、お祝いの日に相応しい色無地の和服を着て行きました。「ぜんざい」をいただきました。
             写真3枚目は、お茶人の友人が作ってくださった「ぜんざい」、写真4枚目も別のお茶人の友人が作ってくださった「亥の子餅」です。また、炉開きには「三べ」のべの付くもの、伊部(いんべ、備前焼のこと)・織部・瓢(ふくべ)を取り合わせるとよいそうです。写真5枚目は、友人の炉開きに出たお祝いのお膳、全て手作りで、三べを見つけることができます。
           
         
        
          
            干支の動物を作る講座 
            
            
             11月10日(日)、滋賀県陶芸の森(甲賀市信楽)で行なわれた「干支の動物を作る」講座に参加しました。ご指導くださったのは、伊賀市在住の造形作家 八幡満先生です。
           
         
        
          
            奈良女子大学の学祭 
            
             学祭で披露する書道パフォーマンスの準備の様子です。今回は2枚の用紙が、展示した時に一続きになるように構成されています。下絵の中央には、手をハート型にしたものが描かれています。ここに、3回生5人が大きく「有頂天 恋心」と書きます。最後の落款だけ私が予め書いています。
            
             本番当日はあいにくの雨予報のため野外ステージは使うことができませんでした。天井の低い教室、スケジュールがびっしりで割り込めない講堂など、なかなか代わりの会場が決まりませんでしたが、何とか開始時間を変更して、11月2日(土)学生会館2階で行なうことができました。
            
             学祭期間中の11月1日(金)~3日(日)は、記念館の前で「御朱印を書きます!」という模擬店を出しました。書道部員の有志は、東大寺大仏殿のご朱印書きのバイトをしており、手慣れたものです、印はゴム印のオリジナルです。行列ができるほど好評で、部費が潤いました。
           
         
        
          
            10月の活動 
            
             10月は、「みはる陶秀窯」の窯詰め・窯焚き・窯出しの一連の作業に加えて、築窯~焼成までの成果を、来月末に「初窯展」と題して「赤井家住宅」(伊賀市)で展示することになっており、そのチラシ を作成、展示計画 には苦労しました。
             書の活動は「大仏書道大会」と書道部、また、お茶会の受付などで名前を書くことがあるからという要望に応えて、拙宅で書道体験をしました。手作りの「椿餅」を作って来てくださいました。陶芸と書の活動に追われる日々でしたが、いろんな方に支えられていました。
           
         
        
          
            第15回「大仏書道大会」 
            
             10月26日(土)・27日(日)、NPO法人奈良21世紀フォーラム主催の第15回「大仏書道大会ー書くことは楽いin奈良ー 」を開催しました。奈良女子大学書道員と共に協力しています。
            
             入選作品 100点の中から、特別賞7点を選んでいます。これらの作品が共催の奈良新聞の記事に取り上げられました。右上から、ブルガリヤからの留学生が願いを込めて書いた装飾経「色んな誘惑に負けまい 」、今年話題のお米を題材にした「拝謝、白米 」、東大寺の華厳経の一節を書いた「心は一切のものを造り出す 」、地元北海道の火山に想いを重ねた「遠い山々 」、デザイン的な技法を取れ入れた「心堅石穿 」、愛らしく月夜の情景を作品にした「満月の夜はうれしくなるね 」、大胆な構成の「凹凸人生 」です。
            
             会期中の2日目、西回廊で「席書会」を実施しました。大仏書道展審査委員長の東大寺森本長老のお釈迦様の講話の後、華厳経の写経と自由作品を約1時間かけて書き、大仏殿に奉納するというイベントです。昨年までは正座で書いていましたが、今年から机と椅子を用意しました。大仏殿の基壇に上がらせていただき、間近に大仏様を拝しました。
           
         
        
          
            ミホミュージアム 
            
             10月24日、友人に私の陶芸の活動基地となった信楽町を案内しました。朝宮にある「まさんど窯」に立ち寄り、「みはる陶秀窯」「滋賀県陶芸の森」の中にある穴窯やトレインキルンを紹介しました。その後、車で山間を8kmほど行った「ミホミュージアム」(信楽町田代桃谷)を訪ねました。
           
         
        
          
            みはる陶秀窯「窯出し」 
            
             10月19日(土)、みはる陶秀窯の「窯出し」をしました。写真1枚目は、入り口の耐火レンガを取り除いた最初の窯の中の様子です。順に、前の棚、中の棚、奥の棚です。窯は上から見ると蝋燭型で、奥にいくほど狭くなっています。メンバー8名と神﨑秀策先生の作品が入っていました。外に出して並べ、各々の作品を鑑賞しました。窯のお掃除の後、ご苦労さんのお食事会をしました。
            
             私の作品の一部です。掛け花入れ、焼き直しの花器、面取り鶴首花器は横にして焼成、あまり大きくない大壺、角型花器、四方植木鉢2点、水指です。この他に、焼き直しや小物などを焼成しました。
           
         
        
          
            書道パフォーマンスの練習 
            
            
             9月30日(月)から、奈良女子大学書道部の後期の活動が始まりました。写真は、学祭の野外ステージで11月2日に実施する「書道パフォーマンス」の練習の様子です。1枚目は通常の活動場所の和室でミーティングをしながら進めているところです。書パフォ係が中心となり、10月中週3回程度、放課後~暗くなるまで、用紙作りや練習は、主に屋根のある交流プラザで行ないました。
           
         
        
          
            窯焚き 
            
             10月10日(木)朝火入れ~14日(月・祝)12時窯閉じまで、メンバー8名で交代しながら、夜通し約100時間の窯焚きを行ないました。写真1・2枚目は、まだ温度が低く、神﨑継春先生と一緒に写真を撮る余裕もある頃のものです。穴窯が大好きなメンバーと、歓談しながらの窯焚きです。 3日目までの焼成は順調でした。(写真3・4枚目)
           
         
        
          
            奈良クラブキャラクター 
            
             10月13日(日)、ロートフィールド奈良(奈良市法蓮佐保山)で行なわれたサッカーの試合前のイベントとして、奈良クラブのキャラクターのお披露目がありました。写真1枚目が、公募で誕生した「シューカくん」です。奈良女子大学書道部員が、グラウンドで揮毫、この時まで名前は知らされていませんでした。また、キッチンカーなどが並ぶグラウンド周りのブースで、ご朱印書きも行ないました。
           
         
        
          
            大仏書道展の審査 
            
            
             NPO法人奈良21世紀フォーラム主催の「大仏書道大会ー書くことは楽しいin奈良ー」の準備を進めています。10回まではやりましょう、と言っていたものですが、15回目となりました。大仏書道展に、全国の高校生・大学生から、1762点の応募がありました。※朝日新聞の記事 
           
         
        
          
            窯詰め 
            
             写真1枚目は、「みはる陶秀窯」の初窯焼成のために作った作品です。水指、鶴首面取り花器、大壺、四方植木鉢2点、青銅器風花器、筒花入れ3点、脚付き小鉢6点です。これに、いくつか焼き直しの作品も加わります。
           
         
        
          
            9月の活動 
            
             写真1~3枚目は、実家の2つの茶室と茶室玄関に、私の作品を飾った様子です。先月の「墨翔展」の軸装作品5点を、母に見てもらおうと思いました。
             8月末~9月の在宅日は、作陶をして過ごしました。季節がら乾燥も早く、月末に帰省する前日に1回目の素焼きをし、奈良に戻ってから、2回目の素焼きをしました。もう少し粘土があったら、もっと作りたいと思っていました。
           
         
        
          
            小浜市 
            
             9月23日、富山に帰省する途中、小浜市の若狭湾に面したホテルに泊まりました。京都に最も近い海として栄えた若狭小浜は港町です!海の幸を堪能しました。写真1・2枚目はホテルからの景色、3枚目はホテル近くの小浜公園海望山からの眺めです。写真4枚目は、三丁町の街並み、京町屋のような伝統的な建物が残っていました。
            
             24日(火)は祝日の翌日のため博物館などが休館、社寺巡りを計画しましたが、その数の多いことに驚きました。若狭地方は文化財の宝庫です。厳選して5ヵ所を廻りました。
            
             3つ目は「明通寺」です。写真1枚目は、うっそうと茂った杉木立に囲まれた境内に建つ国宝の三重塔と本堂、写真2枚目は威風堂々とした本堂の屋根です。この本堂に安置されているご本尊の両脇の「降三世明王」「深沙大将」は、これまで見たことのない珍しいものでした。
           
         
        
          
            日本民藝館 
            
             東京の叔父が94才で亡くなり、9月19日の通夜、翌日の葬儀に参列するために東京に行きました。通夜までの時間、大急ぎでしたが品川から京王井の頭線に乗り換え、東京大学駒場キャンパスが目の前にある「駒場東大前駅」徒歩7分の「日本民藝館」に行きました。写真1枚目は入り口、2枚目はそのお向かいにある「西館(旧柳宗悦邸)」です。
           
         
        
          
            みはる陶秀窯「あぶり」 
            
             9月15日・16日の土日、「みはる陶秀窯」の作業に参加しました。築窯が完成した後の窯周りの整備と、窯の湿気を取るための「あぶり」を行ないました。看板も設置され、メンバーの皆さんに喜んでいただけたようです。展覧会場に展示した時よりも、窯場に置くと馴染んでいるように思えました。
            
           
         
        
          
            作陶 
            
             10月の穴窯焼成に向けて、作陶に励んでいます。「みはる陶秀窯」のお仲間に入れていただき、築窯後の初の焼成のため、焼成の様子を検証する目的で、メンバー全員が同じ粘土を使います。窯の容量から、私は粘土17kgです。大壺を1つと、高さのあるものを作り、小物は避けるように、との方針でした。
           
         
        
          
            合宿 
            
             9月5日~7日、奈良女子大学書道部の合宿を行ないました。台風を避けて日程が変更となったため、15名の部員は参加できず、私を含め11名のみとなりました。場所は宿坊でもある高野山の寺院 真田坊「蓮華定院」です。
            
             食事・入浴・睡眠、そしておやつタイム以外は書くだけです。主に11月に学内の記念館で発表する作品作り、臨書作品は全紙・聯落ち・半切サイズに挑戦です。思い思いの創作作品、大仏書道大会の応募作品、作品に相応しい大きさの名前の印を刻す人もありました。
           
         
        
          
            松柏美術館 
            
             9月4日、「大和文華館」(奈良市学園南1丁目)が休館だったので、「松柏美術館」(奈良市登美ヶ丘2丁目)を訪ねました。美術館は大渕池の畔、大和文華館を作った佐伯勇近鉄名誉会長の旧邸内にあり、上村松園・松篁・淳之三代にわたる作品や草稿を収蔵しています。高校生の時、東京の美術館で上村松園の「序の舞」を見た時の衝撃は、今も鮮明です。その下絵が展示されていました。様々な作品から松園の教養と願いの深さが伝わり、表現は技術だけではないことをあらためて肝に銘じました。
           
         
        
          
            8月の活動 
            
             写真1・2枚目は、淀川の花火です。娘の嫁ぎ先のビルの屋上から、親せきが大勢集まっての鑑賞です。打ち上げ場所から600mくらいなので、花火の花が咲いてから2秒くらいでドオー~ンと大きな音が響きます。
             例年8月末に行なっていた奈良女子大学書道部の合宿は、台風の影響が懸念されたため、9月5日~7日に延期されました。集中講義などのため参加できなくなったという部員からの連絡が多くあり、残念に思っています。
           
         
        
          
            奈良市写真美術館 
            
             8月27日、久しぶりに「奈良市写真美術館」を訪ねました。写真1枚目の入り口から階段を下りた地下に展示室があります。階段正面の壁面(写真2枚目)には、入江泰吉の親友で画家の杉本健吉の花をイメージした「陶壁」があり、常滑焼で制作したものだそうです。建物は黒川紀章氏の設計で、外壁はガラス張り、瓦屋根の建物が浮いて見えるようになっています。
           
         
        
          
            宇奈月 
            
             お盆の帰省中、実家から車で25分の「宇奈月温泉」に行きました。写真1枚目は、黒部渓谷鉄道の宇奈月駅、トロッコ電車(写真5枚目)の乗り場です。宇奈月のトロッコは元々は工事用のものですが、観光用に広く知られ、4月中旬~11月末まで楽しむことができます。
           
         
        
          
            墨翔展 
            
             今年の書グループ「墨翔展 」は、8月10日(土)~12日(月・振休)に行ないました。5月の連休が恒例でしたが、会場側のミスで真夏の開催となりました。会場は、昨年と同じ八尾市文化会館プリズムホールです。
            
             私のコーナーです。今年の私のテーマは「茶の湯」です。書作は6点、軸装5点に、テーマを盛り上げるために実家から拝借してきた「風炉先屏風」に直に書いたものを加えました。3連作 は、『利休道歌』からの有名な言葉です。表具の裂にこだわりました。中央の屏風は「若草山 」と題した濃淡の線2本、平城宮跡あたりからの景色がモチーフです。濃いオレンジの裂を用いた「守・破・離 」は、待ち合いにでも飾りたい小品です。左は、利休の孫 宗旦の和歌 「今日今日と 言いてその日を暮らしぬる 明日の生命(いのち)は とにもかくにも」です。宗旦が新しい茶室を披露する際に大徳寺の高僧に送った手紙に見られ、裏千家「今日庵」は、この歌から命名されたそうです。
             刻字は、2点です。「知足 (足るを知る)」は、杉の古材に「拭き漆」を施し、文字は緑青で仕上げました。「みはる陶秀窯 」は、信楽に仲間と築窯した穴窯の看板です。展示の後、窯場に飾ります。作品の間に、自作の花器 2点をスイハツに掛け、庭の青紅葉と近所の野の花を生けました。
            
             茶道具は、厳選した10点です。右から、「香合 」2点、黒楽の茄子と、磁器に赤絵銀彩の上絵を施したものです。共土の蓋のある「茶入れ」3点、中央に信楽風「水指」、その左に「建水」、これらは薪窯による焼成です。建水の中には黒楽の「蓋置き 」が入っています。洗い茶巾 」に設えた穴窯焼成の「平茶碗」、3つの釉溜まりを三輪三山に見立てて銘を「藤原京」と付けた穴窯焼成のお茶碗、の3点です。
            
             墨翔展は39回目ですが、発足当時からの先輩たちは3人だけになってしまいました。濱上哲 さんの作品は「北条五百羅漢」の拓本に良寛の歌などを添えた12点、写真1・2枚目は一部です。3枚目の「明」は僧侶でもある中西玄匡 さん、4枚目は画家志望だった早崎蘇石 さん、それぞれ作品の一部です。
            
            
             上の段は、同年代の仲間の作品です。1枚目は志民和儀 さんの模刻「青闇摹陳簠斎蔵印」の一部です。2・3枚目は絵の得意な倉下真澄 さんの作品、金沢市在住で震災の作には絵はなく「・・・なにげない日常は奇跡に満ちていた」と綴っています。4枚目は物理学専門の文珠幹夫 さんのコーナー、ニュートンやアインシュタインなども題材にした独特のメッセージ性のある作品です。
           
         
        
          
            7月の活動 
            
             来月開催の「墨翔展」の作品(書作5点、刻字作品2点)がほぼ揃いました。書作は書けば書くほどまとまってしまって面白味がなくなったように思い、7月中旬、諦めて「吉川春陽堂」さんに持って行きました。テーマ「茶の湯」に因んだ文言で、利休さんの言葉「守」「破」「離」は3点で一組、小品「守破離」、宗旦の和歌です。茶室で使えるように、表具師の店主と相談して、形式や裂を選びました。
           
         
        
          
            書道体験「うちわ」 
            
             友人4名来訪の折に、うちわを持参した方があって、何か書いてほしいと依頼されました。自分で書こうよ!と言って、にわか書道教室の開催となりました。
           
         
        
          
            7月の茶の湯 
            
            
             写真1・2枚目は、自宅で仲間と共にお抹茶をいただいた時のものです。葛餅もお茶碗も手作りです。写真3枚目は、夏の薄茶点前の一つ「洗い茶巾」です。来月の墨翔展に、平茶碗のアレンジとして、この趣向を使おうかと思います。写真4枚目は、井上博道記念館の茶室です。
           
        
          
            刻字作品 
            
            
            
             写真1枚目は、「みはる陶秀窯」の裏面に書くように頼まれた文言です。窯の経緯とメンバーの名前などです。写真2・3枚目は、全体にウレタンニスを2回塗って、完成した裏と表です。
            
             並行して制作していた刻字作品「知足」は、杉の板が濃茶なので、文字をよく扁額などで見る「緑青(ろくしょう)」にしました。緑青という絵具はなく、画家の弟に訊いて、青・黄・白などを混ぜて作りました。落款は「早百合書幷(ならびに)刻」です。
           
         
        
          
            喜光寺 
            
             暑い日でしたが、蓮の花が美しいと聞いて「喜光寺(奈良市菅原町)」に行きました。行基菩薩が721年に創建した古刹です。朱雀門のような南大門をくぐると、東大寺大仏殿そっくりの立派な本堂が堂々と建っていました。ちょうど弁天堂に安置されている人頭蛇身の秘仏「宇賀神王」が公開されていました。境内には蓮の花が咲き、石仏、会津八一や万葉集の歌碑もありました。
           
         
        
          
            奈良大学博物館 
            
             「奈良大学(奈良市山陵町)」は、文化財の調査研究に力を入れている大学で、考古資料などを多く収蔵しているとのことです。 「奈良大学博物館」は学内にあり、誰でも入館できます。太田古朴が見た山里の文化財 」が開催されていたので、7月16日に訪ねました。古朴は、仏像の修理研究をした仏師です。綿密な調査の資料(写真3枚目は体内仏の記録)や修復された仮面などの貴重な文化財が展示されていました。お茶のお稽古の時にも話題になり、実際に古朴が彫った仏像を先生がお持ちになっていたので(写真5枚目)見せてもらいました。
           
         
        
          
            墨翔の集会 
            
             「楓ギャラリー(谷町六丁目)」から、「大阪府立市岡高校(弁天町)」に向かいました。書道室で、書グループ「墨翔」の集会がありました。メンバーの作品を見合っていると、表具に出すつもりの作品でしたが、早く家に戻って書き直したいと思いました。どなたからも厳しい批評はないのですが、皆さんの作品を見ているだけで刺激になり、もっと書いてみようという気持ちになります。特定の師を持たない私にとって、仲間との交流は大事です。
           
         
        
          
            清水直子展 
            
             7月13日(土)、彫刻家 清水直子さんの個展「つのだせやりだせ」を「楓ギャラリー」(大阪市中央区上本町)に見に行きました。直子さんとは、伊賀の「風と土のふれあい芸術祭」で知り合い、毎年、彼女の作品を楽しみにしていたのですが、昨年は拝見する機会がなかったのです。大胆な鑿跡が残った木の塊が建築物のように組まれ、力感あふれる作品です。
           
         
        
          
            井上博道記念館 
            
            
             「井上博道記念館」(奈良市登美ヶ丘)は、奈良の魅力を写真に残したカメラマン井上博道の邸宅(写真1枚目は入り口)です。7月11日、友人と訪れました。写真が展示されているギャラリーに加えて、茶室、カフェレストランが設けられていました。建物は吉野杉やヒノキが使われ、スサの入った土壁、漆塗りの扉、イスやテーブルの一つ一つに趣がありました。メインホールのパティオは高い吹き抜けとなっており(写真3・4枚目)、大きな窓からは、光と緑の庭が広がり、落ち着く空間でした。
           
         
        
          
            穴窯の看板 
            
             「みはる陶秀窯」の文字の部分に、黒いアクリル絵の具を塗りました。3回くらいは塗り、ウレタンニスで仕上げるつもりです。余白部分に板を切り出した時の跡(写真2枚目)があり、気になりました。刻す前に整えておけばよかったのですが、ハンドサンダーではなかなか消えず、電動サンダーをかけました。
           
         
        
          
            加太・友ヶ島 
            
             墨翔メンバーに和歌山の方が2名おられ、和歌山市加太の景色が美しいとのことでした。加太は、和歌山市内から海の方に車で30分くらい県最西端の所です。宿泊した加太温泉の宿はオーシャンビュー、紀淡海峡・友ヶ島が望めました。写真1・2枚目は宿の近くの「淡嶋神社」、写真3枚目は友ヶ島を往復するフェリーです。美味しい海の幸をいただきながら、絶景の夕日を鑑賞しました。
            
             加太の対岸に浮かぶ無人島4島が「友ヶ島」です。青々とした海と群生する湿地帯植物の島に、旧日本軍の要塞時代の砲台跡が五ヵ所も残る歴史を秘めた島でした。友ヶ島の砲台は明治時代に整備され、約600人の兵隊が駐屯し、終戦まで大阪湾を守ったそうです。写真1枚目はその官舎、写真2~4枚目は第三砲台跡 です。島の展望台から、洋風の白い灯台が見えました。
           
         
        
          
            正木美術館 
            
             7月7日(土)、車で和歌山県加太に向かう途中、久しぶりに「正木美術館」(大阪府泉北郡忠岡町)を訪ねました。東洋古美術品、墨蹟、水墨画や茶道具など国宝3点を含む創設者 正木孝之のコレクションが収蔵され、「生きとし生けるもの」というテーマの展示をしていました。墨翔展の作品の軸装の体裁を考えていたところだったので、風帯があり重厚な裂を用いた立派な表具に見入りました。
           
         
        
          
            6月の活動 
            
             写真は実家の畑です。母が施設にお世話になった後の畑に、弟が夏野菜を植えました。茄子、胡瓜やトマトなどが収穫できました。弟と一月交代で、しばらくですが母と実家暮らしです。作品置き場兼アトリエもあるので長期滞在もでき、「夏はフエン現象で暑く、冬は雪が積もる別荘」と二人で言って、励ましあって介護しています。
            
             「みはる陶秀窯」(信楽町)の様子です。土日に築窯作業をしていますが、行事や帰省のため、今月は一度も参加できませんでした。ほぼ完成し、乾燥中の写真が送られてきました。
             6月の在宅日は制作でした。墨翔展の担当スペースの構成ができました。平面には刻字2点と書作、利休の言葉や千宗旦の和歌を書こうと思います。実家から調達した「風炉先屏風」の前に、テーマ「茶の湯」に因んだ陶作品を並べようと思っています。
           
         
        
          
            刻字作品 
            
            
             「みはる陶秀窯」の看板を制作中です。平仮名3文字と漢字3文字の調和を考えて、「る」は字源の「留」を意識して書き、「陶秀窯」の隷書体に繋げたつもりです。籠字を取って、彫り始めました。
            
             こちらの刻字作品は「知足」です。読める字で書きたいという気持ちがあるのですが、草書になってしまいました。頼まれたものではなく、いただいた板があったので制作しています。杉はとても柔らかく、細かい表現がし難く苦戦しました。元の書にある渇筆を表現したいと思いました。杉は、刻字には向かない素材だということがよくわかりました。
           
         
        
          
            6月の茶の湯 
            
             写真1枚目のお茶碗は、濱田庄司の若い頃の作だそうです。お床には、熊谷守一の蛙の絵が飾られ、蔓テッセンナなどが生けられた花器は初夏らしいガラス製でした。
            
             6月のお茶の教室には、七夕を意識して「梶の葉」の飾り(写真1枚目)が置いてありました。冷泉家の「乞巧奠(きっこうてん)」で「梶の葉」に和歌を書くことや、「葉蓋」として夏の水指に使うことなど、話題が付きませんでした。写真2枚目は、自作の黒楽茶碗です。馬盥(ばたらい)として、「梶の葉」を浮かべました。
           
         
        
          
            長谷寺 
            
            
             奈良県宇陀市は葛の産地です。薬草園のある「森野吉野葛本舗」の葛で金継ぎ仲間と葛餅を作った時、薬草料理を食べに行く計画が持ち上がりました。梅雨入り直前の6月20日(木)、宇陀市松山重要伝統的建物群保存地区にある料理旅館「今阪屋」に、薬草料理を食べに行きました。宇陀に行く途中の「長谷寺」が、ちょうどアジサイの見頃だというので訪ねました。
           
         
        
          
            田中冬二 
            
             「ほしかれいのにおいがする ふるさとのさびしいひるめし時だ 板屋根に石をのせた家々 ほそぼそとほしかれいをやくにおいがする・・・」 田中冬二の詩「ふるさとにて」です。入善に帰省している時に友人と、田中冬二の生家である旅館「たなかや」(黒部市生地)を訪ねました。旅館の一角に、田中冬二資料館があり、直筆の著書や詩集が展示されていました。
           
         
        
          
            関市・美濃市 
            
             6月の帰省は岐阜経由で、11日、「岐阜現代美術館」(関市桃紅大地)に行きました。高校時代から憧れていた書家・美術家の篠田桃紅の作品を数多く有し、今年3月に「桃紅館」 がオープンしていました。書の枠にとらわれない墨の造形、水墨による抽象表現、日本画の画材も用い、モダンで斬新な作品です。大学時代に読んだ随筆『墨いろ』は、今も本棚にあります。
            
             翌日は、美濃市の「うだつの上がる町並み」を散策しました。江戸時代の風情の残る家々には、色々な鬼瓦に立派な「うだつ」が見られました。火災の際の隣家からの類焼を防ぐ防壁だそうです。
            
             その後、車で30分(24km)ほど北西に走った所にある「名もなき池」(関市板取)に行きました。根道神社参
              道脇にある灌漑用の池で、地元の方が睡蓮を植え、鯉を入れたことにより、「モネの池」とSNSで話題になっ
              た所です。伏流水を利用した池の水は透明で、私でも誰でも美しい写真が撮れます。
                さらに10kmほど北に、美濃資料館の館長さんお勧めの「21世紀の森公園」を訪ねました。園内には、樹齢
              400~500年と推定される珍しい株杉が50株ほど群生しており(写真3枚目)、自然の不思議さを感じました。
           
         
        
          
            志賀直哉旧居 
            
             6月10日(月)の「志賀直哉旧居(奈良市高畑町)」を会場として開催されている公開文化講座第70回は、私がお茶を習っている小西正文先生の講演でした。先生は70歳まで興福寺国宝館の館長をされており、演題は「国宝と関わって」でした。かつて興福寺貫首を務められた先生のお父様 多川乗俊師は、志賀直哉さんの奥様とお子様に茶道を教えておられました。そんなご縁もあったと前置きされ、ネットで調べれば出てくる歴史ではなく、ご自分が経験された、例えば東京で興福寺展をした時どうやって阿修羅を梱包したか、などの経験談や思い出話をされました。
           
         
        
          
            楽焼き焼成 
            
             「滋賀県陶芸の森」の楽焼き講座の焼成が、6月9日(日)にありました。赤楽は800℃程度、黒楽は1200℃程度にまで上げたら短時間で引き出します。一部割れたり、付け高台の所が取れたりしました。冷めたら、その日のうちに持って帰れます。自作のお茶碗で、お抹茶を点てていただきました。
           
         
        
          
            サッカー奈良クラブ 
            
            
             奈良のサッカーチーム「奈良クラブ」から、試合開催日のイベントとして「寄せ書き」と「書道パフォーマンス」の依頼が、奈良女子大学書道部にありました。6月8日(土)、試合会場ロートフィールド(奈良市法蓮佐保山)に有志3名と共に行き、私もいただいた特製Tシャツと袴姿でお手伝いしました。グラウンド周辺にはキッチンカーやいろんなお店が出て、家族連れや多くの応援団の方々で賑わっていました。
            
             試合の観戦をさせてもらいました。この日からナイターが始まり18時から試合が始まり、途中から場内がライトアップされました。サッカーの試合を見るのは初めて、ルールもよく知らないのですが、スピード感のある動きだと思いました。
           
         
        
          
            茶碗と蓋置き 
            
             「滋賀県陶芸の森」の楽焼きの講座の残りの粘土で、追加の作品を作りました。平茶碗・筒茶碗などお茶碗4点と、蓋置2点です。お茶碗は、手になじむように、重くならないようにと気を付けて削りますが、実用的なものは難しいです。高台も難しく、2つは付け高台にしました。写真3・4枚目は、素焼きをした状態です。
           
         
        
          
            5月の活動 
            
             新茶の茶摘みのシーズンです。陶芸家 まさんどさんのお宅(信楽町上朝宮)周辺には、朝宮茶の茶畑が広がっています。写真1枚目は、彼の客間兼茶室からの眺めです。写真2枚目は、庭に咲いたアジサイです。リビングの小さなテレビの上に、弟の絵を飾りました。現地(中国安徽省黄山市)でスケッチしたものです。
           
         
        
          
            浄瑠璃寺 
            
             神戸の友人が、私の電気窯でご自分の作品を素焼きするために訪れました。窯詰めをし、スイッチを入れた後、拙宅から9km、車で15分程の所にある浄瑠璃寺(京都府木津川市加茂町)を案内しました。本堂(写真1枚目)には、九体の阿弥陀如来像が安置されているので、通称は「九体寺」です。
           
         
        
          
            楽焼き 
            
             3月に「滋賀県陶芸の森」の楽焼きの講座に参加しましたが、もう一度挑戦したいと思い、5月26日(日)にも開催されていたので、お茶をしている友人3人と参加しました。写真1枚目は、ご指導くださった奥田英山先生です。写真4枚目は、この日に成形した茶碗4点です。
           
         
        
          
            5月の茶の湯 
            
             お茶のお稽古に行くと、玄関やお床に季節のお花が飾られています。先生のお宅のお庭のもので、いつも奥様が生けられます。小さいサイズのカキツバタが庭にたくさん咲いていました。
           
         
        
          
            空海 
            
             4月13日~6月9日まで、奈良国立博物館で「生誕1250年記念特別展 空海」が開催されていました。「三筆」の一人空海の直筆も多数展示されるとあって、書に携わっている者は、前期の展示も後期の展示も見たくて2度行くほどの人気です。
            
             博物館の北向には写真家小川晴暘の仏像写真を扱う「飛鳥園」があり、写真はその庭です。2011年にこの庭に建つ茅葺きの別館で2度目となる個展をしました。この頃は、ギャリーとしては貸し出されていないようですが、一部吉城園のお庭とも隣接した独特の空間で、博物館に行った時にはよく立ち寄ります。
           
         
        
          
            宇治 
            
             5月4日、宇治に行きました。「ギャラリーA&M」は、弟の歩(A)と奥様の真由美(M)さんの作品を扱うギャラリーで、2年前から2人で営んでいます。平等院近くの大阪マーケット(宇治市宇治妙楽)の中の一番奥13号にあります。
            
             宇治市が運営しているお茶席「封鳳庵」で、お抹茶をいただきました。平等院の東隣りにあり「鳳凰堂」に相対しているので名付けられたそうです。同席したのは私以外は海外のお客様で、英語圏の方ばかりとは思いませんでしたが、英語で対応されていました。
           
         
        
          
            鈴木悠斎花札展 
            
             5月1日~6日、「枚方総合文化芸術センター」の「ひらしん美術ギャラリー」第3展示室で、大先輩の書家 河内のマサヤンこと鈴木悠斎さんの「はめ込み地図と花札展」があり、1日に伺いました。教養と大阪人らしいユーモアが散りばめられ、カラフルな絵と達者な筆文字で大きな「花札」になっている作品です。
           
         
        
          
            4月の活動 
            
             1枚目の写真は、友人が送ってくれた春日大社「万葉植物園」の藤です。境内には古くから藤が自生していたそうで、藤原氏ゆかりの花です。園内には早咲きから遅咲きまで20品種200本の藤が植栽され、2週間もの間楽しめるとのことでしたが、実は行きそびれていました。写真2枚目は、家の庭に月末から5月のはじめの一週間ほど咲くニセアカシヤの花です。
           
         
        
          
            ふうせんかずら 
            
             無人・シェア型書店「ふうせんかずら」は、通常は暗証番号で入店をするという新しい形の書店ですが、4月20日~5月6日まで、均一古本市が開催されていて、多くのお客様で賑わっていました。
           
         
        
          
            平城宮跡東宮庭園 
            
             4月28日、子供達家族が集まり、孫の入学祝と私たちの退職記念に、奈良ロイヤルホテル扇滝(写真1枚目)でお食事をしました。その後、平城旧跡の東にある「東院庭園」に行きました。L字型の池を中心に、貴族たちが宴会や儀式を行なったという迎賓館のような古代の庭園で、平成10年に復元されました。写真4枚目は、石の庭です。
           
         
        
          
            奈良女書道部「May展」 
            
             奈良女子大学書道部は、入学式には勧誘のビラ配り、積極的にサークル紹介なども行ない、1回生8名の入部がありました。今年度は、1~3回生25名と共に活動します。
           
         
        
          
            入善 
            
             叔母の四十九日法要のため、17日~21日まで帰省していました。ちょうど「にゅうぜんチューリップロード」開催中で、「見てこられぇ」と親戚のものが勧めるので、母や弟と一緒に訪れました。チューリップは入善の町の花でもあり、球根は町の特産品です。この時期に帰省することがなかったので、初めて見ました。面積・本数が日本最大級とか、、、残雪の北アルプスを背景に鮮やかでした。
            
             奈良に戻る途中、名神高速道路「八日市インター」から、東近江市立「永源寺図書館」に立ち寄りました。書のグループ「墨翔」の先輩の友人磯部南海雄(書)と、中野亘(陶)の二人展をしていました。
           
         
        
          
            一乗谷朝倉氏遺跡 
            
             4月16・17日、富山に帰省する途中、福井市にある「一乗谷朝倉氏遺跡」を訪ねました。写真1・2枚目は「一乗谷朝倉氏遺跡博物館」で撮ったものです。栄華を誇った戦国城下町の全体像が予習できました。
            
             一乗谷は、福井市街から東南約10kmの所にあります。戦国大名朝倉氏が築いた中世都市の跡が、東側の山際によい状態で埋まっており、遺跡発掘が進められ整備されていました。写真1枚目は、朝倉館跡(やかたあと)の入り口、堂々とした唐門です。
            
             館跡の川と道路の向かい側には、平面復元地域と、塀に囲まれた重鎮の武家屋敷や庶民の町屋が立体復元された「復元町並」がありました。当時の礎石や石垣がよい状態で残っていたからこそ実現できたとのことです。
            
            
             写真1枚目は「下城戸(しもきど)跡」、谷が最も深い地点にある巨大石で築かれた城門です。高さ5m近くあり圧倒されました。スケールがわかるように前に立って、見知らぬ人に写真を撮ってもらいました。
           
         
        
          
            みはる陶秀窯 
            
             4月7日、信楽町の窯元「みはる窯」の敷地内に築窯中の「みはる陶秀窯」の作業に参加しました。この日は、「土打ち」をしました。竹で組んだ窯の上部を厚紙で覆い、作業土に古い煉瓦の割ったもの(シコ)を混ぜ、それを全体に叩きつけて、厚い壁を作りました。表面を耐火モルタルで整え、この後、内部の修正を行ない、乾燥させるとのことです。
           
         
        
          
            4月の茶の湯 
            
             お茶の先生のお庭の桜です。4月6日のものです。庭の奥の方がどこまであるのかわからないくらい広く、依水園の庭と一部接しているそうです。
           
         
        
          
            佐保川・若草山 
            
             「奈良県図書情報館(奈良市大安寺)」は佐保川縁にあり、桜のシーズンは特に眺めがいいのです。また、「大佛記念鐡道公園(奈良市法連町)」のしだれ桜(写真3枚目)も圧巻です。そこで、4月5日の夕刻から、図書情報館を出発して大佛鐡道公園までの3~4kmくらいの道を歩きました。夜も更けるとぼんぼりが灯されている川縁もありましたが、桜が咲いていなければ歩くことはなかったかもしれません。
           
         
        
          
            奈良女書道部の日帰り合宿 
            
             奈良女子大学書道部は、昨年末に代替わりコンパを行ない3回生は引退、その席で新しい部長や係が決まりました。新入生の入部が決まるまで、2・3回生17名で活動しています。
            
             合宿場の隣に、奈良高等女子師範学校・奈良女子大学の同窓会所有の「佐保会館」があります。旧暦の雛祭のこの時期、収蔵されている「郷土人形や雛人形」の展示が行なわれていました。担当の方が、たくさんのお人形を展示するための段々になっている木組みを、裏に回って見せてくださいました。建築物のように立派のもので、番号や記号に従って何日もかけて組み立てるのだ、とおっしゃっていました。
           
         
        
          
            京都府八幡市 
            
             淀川の3つの支川(木津川・宇治川・桂川)は、八幡市(やわたし)付近で合流しています。4月2日、木津川と宇治川に挟まれた「背割堤」の桜を見に出かけました。京阪電車「石清水八幡宮」駅から北に歩き、「さくらであい館展望塔」から左に続く1.4kmの桜のトンネルを往復しました。満開には少し早いようでしたが、歴史のある桜並木なのでしょう、太い幹が堂々としていました。
            
            
             駅に戻り、レンタサイクルを借りて、3km程南にある「松花堂庭園」へ行きました。途中「安居(あんご)橋」「善法律寺」「正法寺」などを通りました。
            
             駅に戻り、ケーブルで男山の山頂にある国宝「石清水八幡宮」に参拝しました。松花堂昭乗もここの僧侶を務めました。現在の社殿は、徳川家光によって造営されたそうです。午前中に歩いて散策した「背割堤」を、眼下に望むことができました。
           
         
        
          
            3月の活動 
            
             3月6日、奈良学園に最後の成績を入力に行きました。1枚目の写真は、お掃除を済ませ、備え付けの硯や毛氈も片づけて、椅子を上げた状態の書道室です。
            
             母の姉が100才で亡くなり、3月上旬に帰省していました。葬儀会場から、まだ雪に覆われた美しい朝日岳などの山々を臨むことができました。母の実家は曹洞宗、木魚、鐘、シンバルが鳴り響き、3人の僧侶による輪唱のような読経でした。
           
         
        
          
            3月の茶の湯 
            
             写真1枚目は、富山の実家の茶室で、お抹茶を点てているもうすぐ小学生になる孫です。お抹茶自体は苦~い!と言っていましたが、点てるのは楽しそうでした。
           
         
        
          
            入江泰吉旧居の写真 
            
             30日、東京在住の奈良女子大学書道部のOGが奈良に来て、「入江泰吉旧居」に行きたいと言うので、一緒に訪ねました。写真1枚目は室内です。ここで、写真集を見ていた時、1枚の写真に目が留まりました。桜満開の中の東大寺大仏殿(写真2枚目)です。どのあたりから撮った風景か、察しが付きました!
           
         
        
          
            姫路 
            
             3月25日、日帰りで姫路に行きました。よく利用するアパレル店「みなとのてんらんかい」の本店を訪ねたいと思ったからです。イギリスの田舎の暮らしに魅せられたオーナーこだわりの建物、リバティプリントの洋服や雑貨が豊富にあり、ヴィンテージの家具のあるティールームでブリティッシュスタイルのランチをいただきました。
            
             姫路城西御屋敷跡庭園「好古園」を散策しました。国宝「姫路城」を借景として造営され、平成4年に開園したそうです。池泉回遊式の広大な日本庭園で、屋敷跡の地割りを活かして、「御屋敷の庭」「茶の庭」「流れの平庭」「松の庭」「竹の庭」など9つの趣の異なった庭園群で構成されていました。茶室や庵などの建物や渡り廊下、塀や門も、江戸時代の趣を感じさせる景観でした。
            
             姫路城です。好古園の隣とはいえ、それぞれが広いため好古園を堪能していると、姫路城の中に入る時刻に間に合いませんでした。周囲を歩いて、美しく雄大な佇まいを眺めました。
           
         
        
          
            看板「しれ」 
            
             昨年末に頼まれて制作した刻字作品が、古民家レストラン「しれ」の前庭に飾られた写真が送られてきました。板も立派でしたが、立派な屋根付きの枠に吊るされてありました。看板としてお役に立ち、お客様が目に留めてくださりようなら、嬉しいことです。
           
         
        
          
            楽焼き 
            
             3月10日(日)、「滋賀県陶芸の森」の楽焼きの講座に参加しました。ご指導くださるのは、地元信楽の陶芸家 奥田英山先生です。紐づくりではなく、粘土の塊から窪みを付け(写真1枚目)成形していきます。高台の作り方や、重くならないようにカンナで丁寧に削って作る方法を学びました。
            
             素焼きは陶芸の森で済んでおり、 24日(日)、茶碗に施釉し(写真1枚目)、焼成を行ないました。この日は、若い3人の先生がご指導くださいました。写真3枚目の籾の入った缶に、焼成間もない作品を入れて燻すと、表面に変化が出ます。
           
         
        
          
            朝日町ふるさと美術館 
            
             3月17日~23日まで、娘と孫と一緒に帰省していました。施設でお世話になっている母と、しばらく家で暮らします。
           
         
        
          
            小さな本屋 
            
             近鉄奈良駅から南に600mほど歩いた所(奈良市東城戸町)に、新しいスタイルの書店「ふうせんかずら」があります。無人ときどき有人・約60組の書店が出店中のシェア型書店です。オリジナル雑貨や美味しいものも販売されます。
           
         
        
          
            東大寺修二会 
            
             東大寺二月堂修二会の本行は、3月1日午前1時頃に行なわれる「受戒」から始まり、「日中・日没・初夜・半夜・後夜・晨朝」に悔過作法が、14日の深夜まで毎日繰り返されます。
             写真3~5枚目は、5日、二月堂舞台下芝生の北側の階段「登廊」近くから撮ったものです。練行衆12人のお坊さんに補佐する童子(どうし)という世話役が一人ずつ付き、参籠宿所で寝食を共にしています。この童子がお松明を担ぎます。毎朝、自分が持つお松明も作るそうです。
            
             童子の一人が、私の息子(写真1枚目)です。担いでいるお松明は、「達陀(だったん)」の行に使うものです。兜のような帽子を被った「火天」が持ち、お堂の中で燃えさかる松明です。3本あるうちの1本を、12日夕方南側の階段から二月堂に運んでいました。
            
             12日の「籠松明」が上がった後、一旦家に戻り仮眠して、再び二月堂に向かいました。
           
         
        
          
            大和郡山城 
            
             2月3日~3月10日まで大和郡山城で開催されている「第21回大和郡山盆梅展」に、3月5日に訪ねました。大和郡山市内の愛好家が育てた「盆梅」120鉢が、お城の櫓の中に展示されており、外の枝垂れ梅も咲いていました。樹齢を経た梅が室内に飾れるサイズで鑑賞することができ、迫力がありました。
           
         
        
          
            2月の活動 
            
             昨年6月に70才になったので、非常勤講師ですが来月末で退職です。2月28日が、最後の授業でした。6限の終わりに中一D組さんの一人が、せいの!と声をかけ、奈良学園の校歌を歌ってくれました。高一の皆からは色紙に寄せ書きをもらいました。
            
             駐車場に昨年植えた梅の花が咲きました。リビングからも眺めることができ、春を告げる嬉しい開花です。椿もスイセンも咲いたので、生けました。
           
         
        
          
            2月の茶の湯 
            
             茶席は、季節の先取りだそうですが、お茶のお稽古に行くと、床にはお雛様のお軸と奈良の一刀彫の雛人形が飾られていました。お玄関には菅原道真のお人形(写真3枚目)、受験シーズンに因んで置かれていたようです。
           
         
        
          
            二月堂椿 
            
             東大寺二月堂修二会の際に、十一面観音に捧げられる造花の椿は、紅花染めの深紅・白・クチナシで染めた黄色の和紙でできています。息子が修二会の童子をしているので、煤けた造花をいただくことができ、生木の椿にさして、この時期に飾っています。友人やお茶仲間に差し上げると喜んでくださり、思い思いに飾っておられるようです。(写真2・3枚目)
           
         
        
          
            京都北野 
            
             毎月25日は、京都「北野天満宮」の縁日で市が立ちます。上七軒界隈を歩くだけで古都の風情が感じられ、ワクワクしました。2月25日は、梅の花をこよなく愛した御祭神 菅原道真公の祥月命日で、特別な祭典が斎行される日、境内は梅が咲き誇っていました。古道具屋さんで竹の籠を買いました。
           
         
        
          
            奈良町家シンポジウム 
            
            
             「珠光茶会」のイベントの一つ、23日(金・祝)、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールで「奈良町家シンポジウム」があり、友人と行きました。神津朝夫氏の基調講演と、近代の茶室や個性豊かな茶室の紹介を通して、茶の湯文化の豊かさと未来を考えるデスカッションでした。
             その後、奈良国立博物館にある「八窓庵」の見学、いつもは博物館側から庭越しに見ている茶室ですが、杉皮を竹で押さえて葺いているだけの「大和葺き」の露地門から入りました。元は興福寺の大乗院門跡にあった江戸時代中期のもので、織部好みの多窓式の茶室です。
           
         
        
          
            和菓子作り 
            
             木曜日に月2・3回、「金継ぎ女子会」をしていますが、いつもおしゃべりが弾んで、なかなか金継ぎに取り掛からないうちに、お弁当の時間になるのが常です。この日も、近くの家庭農園に「蕗のとう」をもらいに行き、和菓子作りをして、お抹茶もいただき、金継ぎもするという盛りだくさんの一日でした。
           
         
        
          
            みはる陶秀窯 
            
             信楽にある「みはる陶秀窯」の築窯が進んでいます。今日は大事な作業!と動員が掛かり、18日(日)の参加者は8名でした。割った竹で窯上部のカーブを組み、結束バンドやひもで固定していきました。以前活動していた「粘土カフェ」の築窯の時は、木組みで天井のカーブを作り、耐火煉瓦を積みました。信楽の古い作り方なのでしょう。いよいよ穴窯の形になってきました。
           
         
        
          
            中之島美術館 
            
             2年前に開館した中之島美術館に、15日、初めて足を運びました。大好きな「モネ」の展示でした。オランジュリー美術館で圧巻の睡蓮を見ていたのですが、同じ対象を時間や季節や天候によって変化する様子を描き留めた「連作」を見て、改めてモネのこだわりを感じました。これが後半生に多くの睡蓮を描き残すことに繋がるのだと思いました。睡蓮など一部の絵画の撮影ができました。
           
         
        
          
            第十回 珠光茶会 
            
             奈良の冬の行事として定着した「珠光茶会」、今年も2月6日~12日の7日間、奈良市内の寺院などを会場に、三千家はじめ茶道7流派の各茶会、ツアーやシンポジュウムが開催されました。
            
             10日(土)は、建築士と巡る「ならまちの茶室」散歩 に参加しました。最初に「奈良町にぎわいの家」で煎茶をいただき、徒歩で1km余りを解説付きで奈良町界隈の町家や寺院の茶室、お座敷の茶室空間を見学しました。「奈良町からくりおもちゃ館」の欄間(写真2枚目)、「西村邸」(写真3枚目)、「十輪院」にある「頻婆果亭(ひんばかてい)」(写真5枚目)など、また露地や庭も興味深く、茶の湯の意匠がいたるところに隠されていたりして、楽しく豊かな気持ちになりました。奈良町には、古くから生活に溶け込むようにお茶の文化があったのですね。
           
         
        
          
            1月の活動 
            
             1月11日、半月ぶりに奈良に戻り、三学期の授業は1月17日からでした。写真1枚目は、高校芸術科書道、「楷書」2回目の黒板です。漢字の5つの書体のうちの「楷書」を、書体の変遷の順番通り最後にもってきて、主に唐の四大家の書風を学習しました。中一の書写は、「行書」の学習のまとめとして、好きな四字句の作品づくりに取り掛かりました。
             写真2・3枚目は、昨年12月の穴窯焼成の花器と水指です。赤く実を付けた庭の万両を生けました。例年なら、書のグループ展「墨翔」の作品づくりを始める時季ですが、8月に延期になったため、のんびりしてしまい、テーマは「茶の湯」がいいかなぁ、と漠然とした構想を練り始めたところです。
            
             1月27日、奈良の伝統行事「若草山焼き」が行なわれました。写真は、山腹で松明のお世話をしていた息子が送ってくれたものです。私は山麓間近で見たことがありませんが、自宅付近からも例年にも増して今年はダイナミックに燃えていることがよくわかりました。慰霊や平和を祈る想いが圧巻の炎に託されているようでした。
           
         
        
          
            1月の茶の湯 
            
            
             新年の志の一つが、なるべく休まず、お茶の教室に通って茶の湯を楽しむこと!です。昨年から着付けを習っていましたが、意を決して、今年からお茶の日は和服で行く!と決めました。たくさんある和服がもったいないのと、織や染に興味があるからです。お稽古の帰りに着付けを習った友人宅に行って、チェックしてもらいました。
             写真は1月のお茶の教室の時に撮ったもの、新年らしい設えです。武者小路千家お家元のお軸「壽色」、炉縁は普段のものと違って「黒塗蒔絵」でした。干支の龍の香合、おめでたいザクロの香炉や「仏手柑」が飾られ、お菓子は鶴や梅などでした。
            
             猿沢池の近くにある「ホテル&ギャラリー天平ならまち」(奈良市樽井町)に、知人の日本画展を見に行きました。そのロビーに茶室が展示されていました。作者は建築家 橋口新一郎氏、奈良晒(さらし)の麻糸を使った織物の茶室で、中には、西大寺の「大茶盛」のお道具が置いてあり、茶碗・茶筅・茶杓は特大です。茶室は元々解体、移築して使われることも多いそうです。このような奈良の伝統を活かした茶室を、庭やビルの屋上などで使ってみると楽しいでしょうね。
           
         
        
          
            みはる陶秀窯 
            
             昨年11月から、みはる窯(信楽の窯元、神崎家)の敷地内にあった「みはる陶森窯」を改築して、「みはる陶秀窯」を築くプロジェクトに参加しています。「陶秀窯」の「陶秀」は、主宰する松本陶剋さんの「陶」と、神崎秀策先生の「秀」から名付けたそうです。
             写真は、1月21日(日)の作業に参加した時の様子です。元の窯の壁面の内側に耐火煉瓦を積んでいきました。写真3枚目は取り崩した窯の天井部分から焚き口あたりを撮ったもの、写真4枚目は作業の最後に焚き口から内部を撮ったものです。
           
         
        
          
            独立書展 
            
             「 国立新美術館」全館を使って、1月11日~2週間、「独立書人団」最大規模の展覧会が行なわれていました。会場の設営展示作業も担当している大学時代からの友人に4年ぶりに会い、案内してもらいました。久しぶりに大規模な書の団体展を見ました。※海外向けのポスター 
            
             写真1枚目は大石千世さん(私より10才年上で、独立書人団を代表する女流書家)の作品「臨」、足を止めて見入った作品です。キャプションには「At The End of Life 母の命を見つめている その深く澄んだ世界を5本の線に凝縮」とありました、、、なるほど力のある線です。2枚目は友人の作品です。3枚目は「主」、以前「主人公」と書いた時にこのような古文の「主」を試みていたので親しみを感じました。超大型の作品もありました。
           
         
        
          
            根津美術館 
            
             1月10日、根津美術館(港区南青山)を訪ねました。茶道具をはじめ、「燕子花屏風」など国宝7件ほか日本・東洋の充実した古美術が収蔵されています。本館ホール(写真1枚目)は、庭園に面した南側壁面は全面ガラスで、ガンダーラの弥勒菩薩立像や中国の石仏が常設展示されています。この日の企画展は、「華麗なる日本染織の世界 繍(ぬい)と織 」でした。
            
          
            東京へ 
            
             年末年始の2週間を富山の実家で過ごした後、最寄り駅「入善」から「あいの風とやま鉄道」に乗り約30分「糸魚川」(新潟県最西端)へ。写真1枚目は、交通の難所「親不知・子不知(親知らず子知らず)」(糸魚川市西部)辺り、車中から日本海を撮ったものです。断崖絶壁を鉄道が走り、北陸自動車道はさらにその北、海の上(海上高架橋)を通っています。
            
             東京の親戚に用事があり、2泊しました。写真2・3枚目は、六本木の交差点から撮った「六本木ヒルズ」です。久しぶりの東京なので、ビル街が新鮮でした。ついでに訪れたいと思っていた「国立新美術館」(写真4枚目)・「根津美術館」が徒歩圏にある港区西麻布のホテルに泊まりました。バスで渋谷・新橋に出るのも便利です。
           
         
        
          
            辰年のお正月 
            
             小間の茶室に、母の好きな利休百首の一つ「稽古とは 一より習い 十を知り 十よりかへる もとのその一」を掛けました。福本雅一先生の奥様が織られた紬に書いたものです。床や玄関に、新年らしい作品を飾りました。
            
             干支の辰年の動物「龍」の文字は、どの書体も造形的に面白いと思います。文字は書くより打つ時代になり、表も裏にも手書きの文字がない年賀状も多くなりましたね。私はパソコンが苦手なので、宛名は墨をすり毛筆で書きますが、ペンの文字でも短いメッセージが書いてあると嬉しいものです。
           
         
        
          年のはじめに 
          
           甲辰(コウシン、きのえのたつ)の歳が始まりました。昨年は、5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、2019年以前の姿を取り戻しつつある中で、書や陶芸などの活動が活発に再開しました。
          
           元旦の朝、 実家の庭には雪が積もっていましたが、冬の北陸には珍しく晴れていたので、母と徒歩5分くらいの所にある「入善神社」に初詣に行きました。道路のセンターライン上には融雪パイプがあり、水温が高い地下水で散水しているので、歩く道には雪は積もっていません。神社の幟には「善が入ってくる神社」とありました。(写真3・4枚目は、奈良にいる家族が送ってくれた元旦夜明け前の東大寺大仏殿です。)
         
          
      
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